貴族学院で野生の男爵令嬢ジュリエットによろめいてしまったりしつつも、子供の頃から婚約していた公爵令嬢ジュスティーヌと結婚した王太子アルフォンス。
だが結婚して3ヶ月経っても、ジュスティーヌの大親友兼侍女となったジュリエットにシバカれるばかり
で、寝台で寝ることすら許してもらえない。
ある夜、婚約以来アルフォンスがジュスティーヌに個人的な贈り物をしていなかったことがジュリエットにバレ、例によって小突き回される破目になる。
今までの分を一気に補填できるような、超絶素敵な誕プレをしろとジュリエットに命じられ、ジュスティーヌになにが欲しいか訊ねたら
「一生に一度でいいから『逆ハー』してみたい」
という、品行方正貞潔無比の王太子妃とは思えないまさかの答えが。
……ていうか君、男とか房事とか苦手って言ってなかったっけ??
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というわけで、新婚の妻(いまだ同衾させてもらっていない)に、なんとか「逆ハー」で楽しんでもらおうと苦闘する、顔はいいけどなにかと残念な王太子アルフォンスのお話です。
※「『王太子』とかけて『種馬』と解く」(https://ncode.syosetu.com/n3507gx/)の続編です。
※単体でも話はわかるようにしたつもりですが、先に前作をご覧いただいた方が良いかもです。
※他のシリーズ作品とはつながっていません。
※前書きや後書きに、ちょいちょいYouTubeの音楽動画への言及が入ります。苦手な方はすみません…折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-05-26 20:28:41
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会話率:20%