物語というより、文章が醍醐味(だいごみ)となっている小説です。
「誰しも名前を持っている。誰しも存在を持っている。人が死ぬまでは」
中学3年の少年・不知火裕太郎は、四月を迎えた頃に、
「人の存在の書き換え」ができる少女・名無某(ななしな
にがし)と巡り合った。
人の心の奥に潜む苦悩は、周囲に、世界に害を及ぼす。
その可能性のある人間の存在の排除......
それが名無某の使命であった。
それを止めるべく、苦悩にさいなまれる人間の善化を図る、不知火裕太郎の物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-10-11 13:29:23
23000文字
会話率:57%
思い出話をしよう。お亡くなりになった私の友人N氏の話を。彼はよく言っていた。怖いと思えばなんだって怖いんだ、と。遊び心とネタ満載の饒舌ひねくれ文体でお送りする、ただの怖い話に飽きた人のための愉快で黒い青春ホラー連作集。※基本的に一話読み切
り、ときどき思い出したように不定期で更新します。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2014-08-11 01:40:58
200044文字
会話率:38%