この頃は話している最中に、アガタに頭を撫でられるようになった。背伸びをして両手でもみくちゃにしてくる彼女は、何故だか年齢よりもお姉さんみたいな顔をしている。始めは驚いたし恥ずかしかったけれど、相槌だけだった彼女よりもこちらの方がすきだ。
時
々「お姉さんが守らなくちゃ……」とか呟かれる。でも、アガタを守るのは僕の役目だから、そこは譲りたくない。今度はちゃんと、きみといるから、だからまたこうしてお話したいな。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-12-19 20:34:46
5598文字
会話率:34%