時空法封呪(じくうほうふうじゅ)。
その剣に願えば、どんな望みでも聞き入れ、叶えてくれるという不思議な剣。
ただし、その願いの恩恵を受けし者全てに、黒き死の呪いが降りかかるであろう。
小さな島の村で長を務める少年『リュセイア』と、
記憶喪失の少年『ザン』との出会いから、物語は始まった。
このままでは島が消えてしまうと言い残し、全ての記憶を失ってしまったザン。
彼の記憶を求め、リュセイアたちは彼が記憶をなくす前に隠したという『時空法封呪』という剣を探す。
その剣が、この小さな島国を大きく揺るがすこととなることに、リュセイアたちに知る術はなかった。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-05-12 12:24:06
55937文字
会話率:47%