これまた新人賞に応募して玉砕、いや落選したお話です。
以前よんだオカルト雑誌の「過去の物音や声が聞こえる不思議な屋敷?」の記事が元ネタです。
デビューしたての若い小説家が取材攻勢から逃げ出して引っ越したド田舎のボロ屋。
それまで何のトラブ
ルもなかったはずの格安物件で聞こえてくる怪しげな物音、そして老人の声。
百年の時間を隔てて、若造と爺さんの奇妙な同居生活が始まった。
だが、それは始まる前に終わっていた寂しくも楽しい思い出話だった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-07-19 21:10:14
82384文字
会話率:33%