数百年前に人類が死滅した世界。砂まみれの地に積み上がった機械兵ウォーホースたちの一体が起き上がる。ボロボロの機体で、主人もいない世界でなぜ再び目を覚ましたのか? その理由は、かつて補助AIとして組み込まれていた自分の電子脳に『自我』なるもの
が芽生えたせいだった。
妖精と呼ばれるおしゃべりな支援AIとともに、人類の後継者となるべく彼らの遺産を目指して歩き出す機械兵。襲ってきた敵兵から武器やパーツを奪い自分のものにしながら、終わりなき戦いへと再び身を投じる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-06-15 16:44:28
6146文字
会話率:24%
新暦23年。AIやクローンに人権が認められ、人類は新たなフェーズに移行していた。
人類は、いくつかの技術革新によって、カラーやセクシャリティなど出自による分断から解放されてはいたものの、別なる脅威に脅かされていた。
西暦の終わりに、突
如世界中で出現し始めた、合成獣(キマイラ)と呼ばれる怪物。彼らは人類を天敵と定めているかのごとく暴れ、命を食らい、人々の平穏を脅かした。
それを「間違った進化に対する地球の免疫反応だ」と肯定的に見なす者達がいる一方で、暴力に対抗し、力なき人々の助けとなるべく奮闘する者達がいた。
人工生体企業International Biological Subject Service――IBSS(アイビス)の中に発足した特務課、通称『キマイラバスターズ』。
見目麗しい生身の体に高性能な電子脳をもつアキと、多機能な機械の体に天才的な生身脳をもつアルの二人は、任務成功率100%を誇る名コンビとして、日々、世界中で活躍していた。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-03-01 06:23:37
11858文字
会話率:53%
一話読みきり形式の連作短編。
近未来、ASVRという技術と電子脳。
そしてPSYと呼ばれる特殊能力が人類の歴史を変えつつあった。
‘ワールデェア’と‘人類統一戦線’が世界政府樹立を目指し、各国と暗闘する時代。
これは、そんな世界の伝説的
なハッカーの物語。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-04-05 19:00:00
21266文字
会話率:18%
昨夜、犬が死にました。主人が大変可愛がっていた犬でした。一番知りたくなかったのは悲しみだと気付きました。――今作はお題小説企画【劇場『すぽっと』】のお題より創作したものを加筆修正したものです。企画に興味が沸いた方はぜひサイトに訪れてみてくだ
さい。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2007-12-09 23:53:10
2156文字
会話率:4%