わけあって少年院上がりの主人公・平新太はこの春から山梨の高校に通おうとしていた。
その高校の名は山梨県立青龍高校、偏差値70超えの超名門校はこの春より特別コース:社会貢献コースを創設した。新太はそのコースである1年8組に所属することになる
が、他のクラスとはどうも様子がおかしい。
生徒の数は5人。
担任からは
「お前らの頭がいいことは入学試験でよく分かった。だからお前らは勉強しなくていい。その代わり、こちらが提示する課題をこなしてもらう」
「何でこんなことをするかは、お前ら自身がよく分かっているはずだ…… そしてお前らには共通の欠点がある。それは―――社会的貢献力だ」
その日から新太たち1年8組の生徒は各々、社会に対する貢献活動に尽力していく。
全人類の幸福のために―――いや自らの贖罪のために……
この作品は2020年12月より「カクヨム」にも掲載する予定です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-11-28 21:50:16
44875文字
会話率:55%