魔法が存在し、世界は魔法によって成り立っていた。日本もまた魔法の名家《七大名家》によって社会は運営され、政治が行われている。
そんな世界に五大属性魔法が使えない少年、海原緑には秘密があった。七大名家、欠けた七番目の名家・黒崎家の血を引く生き
残りだった。
「緑、強くなって!強くなって……あたしを……あたしを助けてね…。約束だよ…!」
十年前に起きた事件によって七大名家・黒崎家は滅亡した。黒崎家として存在すら肯定されなかった緑を救ったのは七大名家・海原大和だった。彼の元で緑は自分を肯定してくれた唯一の存在である姉との約束を守るため、そして二度と大切な者たちを失わないために力をつけ、学園に入学した。
彼はそこで様々な事件、闘争に巻き込まれて行き全てを知ることになる。
自分という存在、世界の真実を。
全ては【偶然】の出来事ではなく、全て計画された【必然】だった。
計画が完了した時一体世界に何が起き、彼はどうするのか今は誰もわからない…否、神のみぞ知ることだろう。
*五話目から本番です!!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2013-01-08 20:07:02
106204文字
会話率:46%