きらびやかな上層階級に特化した暗殺稼業。通称【王家の掃除屋】。
ティリエル王室のそれが、いわゆる|外部委託《そとづけ》でないのは。
厳重に、厳重に秘されている――
◇◇◇
※本文冒頭より抜粋
ティリエル王の兄、ラル
クは王家を守るための闇稼業を生業としている。それは代々の王の第一子の務め。王国開闢(かいびゃく)からの守護精霊との契約だった。
見返りは大精霊による国境の守護。
条件は契約そのものを公開しないこと。
どの国も掃除屋とは雇用や隷属を介したものであり、王族みずからが手を汚すことはない。すなわちティリエルの【掃除屋】は、二重の意味で極秘事項だった。
よって、代々ティリエル王室の第一子は生涯未婚を貫いたのだが。
ある夜。若き国王セインはラルクに見合いを持ちかける。
「兄上、お願いです。そろそろ身を固めませんか」
――――弟の気まぐれに、淡々と仕事に邁進していたラルクは?
遠国から厄介払いされたという、極度のおおらか令嬢とは?
隠れていたい王兄と、運命を見つけてしまった令嬢の物語。
残酷描写はありません。ゆっくり投稿。
ハッピーエンドです。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-20 22:23:26
20400文字
会話率:40%
自分の足の速さが尋常じゃないと気付き悩む善助。そんな息子の悩みに父と母からは意外な真実が告げられる・・・。しっかりした父、おっとりした母、天然な妹と共に闇稼業を生業とするシリアスな集団に立ち向かう、奇想天外ドタバタ劇!!(カクヨム掲載作品)
最終更新:2021-08-19 21:00:00
20489文字
会話率:2%
闇稼業を生業にする、ハナ。追われる身となった彼女は、謎めいた屋敷の主に保護される。その主を守る、灰色の男。3人の織りなすお話
最終更新:2021-06-21 12:06:24
6823文字
会話率:36%
『ダニエル・バルテル。わたくしの持ってきた謎を、引き受けていただける?』
——わたくしの〈謎〉には、探偵を虜にする価値があるはずよ
『承知した。君の依頼を受けよう』
魔(デモン)が撒き散らした〈謎(レーツェル)〉を解くことが禁じられてい
る街、インネレシュタット。生まれてまもなく家族を皆殺しにされ、隠されて育った公爵令嬢コンスタンツェは、十七歳の誕生日に初めて自分が何者であるかを知り、事件の解明を求めてダニエル・バルテル探偵事務所の扉を叩いた。〈天環教会〉から免状が発行されなければ事件捜査さえ禁止されているインネレシュタットで、探偵は違法な闇稼業だ。予想に反してダニエル・バルテルは若く美しい青年だったが、その態度は優雅で粗野で傲岸不遜で――
完結済み長編を投稿していきます。この作品はカクヨムにも同時投稿しています。
引用文献 木下康光(2012)『ドイツのなぞなぞ』同学社折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-05-29 15:18:34
80000文字
会話率:41%
要人暗殺を主な仕事とする組織――“Bloody Blue”。ある日、“Bloody Blue”にいつものようにアルグレイス国の大臣から届いた依頼は、これまでとは全く異なるものだった。内容は隣国であるリゲツ国に存在する同業者、“ヴァル一味”を
壊滅させるというもの。
時同じくして、リゲツ国の“ヴァル一味”にも同様の依頼が届いた。内容はアルグレイス国の“Bloody Blue”を壊滅させるというもの。
“Bloody Blue”に所属するレイヴンと“ヴァル一味”に所属するルーシェ。二つの勢力がぶつかりあった時、果たして生き残るのはどちらだろうか。
※この小説の一部は友人のサイト、某SNSサイトにも投稿しております。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2011-07-06 14:28:23
5557文字
会話率:39%