地上種と地下種という大きく分けて2つの種族が生活する世界。
天からは光が一日中射し、”夜”とは呼べないほどの少しだけ光量が減る時間がある世界。
地上へ食料を求めて這い出す一部の地下種と、地下の遺物収集をする地上種との争いが絶えない世界。
地
上の民に力を授ける光の宝珠。この宝珠は天高い場所で輝く”太陽”の代わりを果たしている光の玉の力の源でもある。
地下の民に力を授ける闇の宝珠。地下深くに存在し、地上から遠いほど恩恵を受けられる。
この宝珠の力により力強い地下種は地上へ出てこない。その必要がないからだ。
そんな世界で光の宝珠を管理する”大聖堂”の司祭が冒険者たちに依頼を出した。
「闇の宝珠を持ち帰り、大聖堂へ持ってくるのだ!光の宝珠の力で浄化してしまおうではないか」
地下ダンジョンの過去の遺物収集がメインだった冒険者たちに別の目標が出来た。今度の目標は金でなく、名声を得られるものだ。
そんな新しい目標達成を目指した冒険者たちのお話。
闇の宝珠の浄化。それがもたらすものとは・・・この世界の謎の解明のきっかけになるのは間違いない。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-07 12:46:43
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会話率:63%
その昔、勇者である二人の少年……闘気量が無限のフィアンと魔力量が無限のネビアによって、この世界の最大の敵だった魔王影は倒された。
それから、フィアンとネビアは平和な日々を過ごし続けていた。
だが、この世界……[ネアン星]は闇の宝珠と呼
ばれる有限のエネルギーで星の形を保っている状況だった。
有限であるが故、次第にエネルギーが無くなり、星は崩壊へと向かっていた。
勇者と呼ばれた二人は、この星が完全に崩壊してしまう前に、
自身に秘めた無限の魔力と闘気を永劫に闇の宝珠へ注入する為、闇の宝珠と一体化した。
そうして宝珠は再び輝きを取り戻し、星の崩壊は食い止められた……。
一体化した事で自身はもう動く事ができない。だが、二人には取り除けていない不安があった。
それから約1000年後……
突如、フィアンとネビアが融合し、一つになった際に現れる青年……ネアンが森の中で目を覚ました。
復活直後、突然の事で意味が分からないネアンだったが、徐々に勇者たちの会話を思い出した。
取り除けていない不安……星の危機が迫っている時、ネアンが復活するように準備していたことを……
「私が蘇ってきたという事は……また世界に危機が来ると言うのか……」
ネアンは立ち上がり、旅の途中で出会うエルフ少女二人と共に、またこの星……[ネアン星]を旅する。
・・・
1000年前、勇者として魔王影を倒したネアン。二人の少女の先生として旅をしたり魔法を教えたり、逆に教わる方になったり……
色々な事をしながらも自身が復活した原因……危機の内容を調査し、真相を目にしていく。
※この作品は前作「異世界に転生したら俺が二人になってた。(https://ncode.syosetu.com/n4720eg/)」の世界から1000年以上経った後のストーリーですが、前作を見てなくとも楽しめる様になっております!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-11-12 12:56:36
140180文字
会話率:61%