橋崎聡は実家暮らしの会社員。彼の家の隣には、古い洋館がある。最近、その洋館に1人のおばあちゃんが住み始めた。面倒くさがる母親に代わり、聡は隣の家に回覧板を届けに行く。おばあちゃんは口は悪いが、なぜか聡を気に入ってくれているようだ。聡をいつも
中に呼び込んでは、おいしいお茶をごちそうしてくれる。そして聡自身にも、回覧板やお茶の他に、この家を訪れる目的があった。それは、おばあちゃんの顔に重なる、1人の若い女性の顔だった。
※基本的に、家の中から出ません。2人の関係性をお楽しみください。
※前・中・後編の3話です。毎日投稿します。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-03-15 00:00:00
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会話率:52%