火の国、鎖国の続いたこの国は他国に秘密にしている催しがある。龍神祭。毎年卯月になると龍神様に舞を捧げ、そのま後人身御供を行う催し。そんな催しとは縁のない山奥に暮らす少女が一人。彼女は空腹のあまり山を降りて虎之助という男性に襲いかかる。しかし
襲いかかった虎之助に拾われて、葛葉という名前を与えられ、一緒に暮らす事になる。基本的な教育やごく普通の生活を与えた虎之助は少女に一つのお願いをする。龍神を殺してくれ。葛葉が拾われた理由は神殺しの為だった。とは言っても戦いの素人である葛葉には厳しいものがあった……
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-08-05 22:09:38
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会話率:27%