シルメール王国。
そこは2大国家に挟まれた緩衝地帯に存在する小国家である。
この国は観光業と鉱山資源、農地開拓によって成り立っている。
そんな国で生まれたミルディンは魔術師として名高い貴族の家に生まれるが、幼少期に父は資金の使い込
みから処刑される。その後、父の友人の家に引き取られたミルディンだったが、貴族の負うべき義務『ノブレス・オブリージュ』を怠った亡き父のようには成らないと心に決めて養父の下で成長する。
成長したミルディンは類まれなる魔術と槍術の才能を手に『ノブレス・オブリージュ』を心に秘めて旅を始める。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-07-23 12:00:00
29784文字
会話率:42%
桃 あらすじ
ダイムライター(三文小説家)で売れない作家の主人公森山太郎は、ある日、新聞で『人肉入りのIBPの箱』の記事を見た。「IBP」はアイオワ・ビーフ・パッカーと言うアメリカの有名な肉製造業者。森山は一時アメリカのロスアンゼルスに留
学していた。『人肉入りのIBPの箱』に興味を持った森山が人肉事件を調べていた時、偶然カリフォルニアに住んでいる男が「MOMO」と言うニックネームで2チャンネルへ『ツイット』した記事を見た。彼の知人の女性がプラスティネーション加工されて「ボデイ・ワールド」(人体の不思議展)に展示されていたと言う。ツイッターは現在、サンフランシスコのフレイト・ホワーダーに働いていたが、以前はNDLフーズと言うNNBハムのUS子会社に働いていた。プラスティネーションされていた女性、木村美雪もNDLフーズで働いていた。USAにあるNDLフーズは、日本のNNBハムの東谷専務が事実上社長を勤めているが、彼は「食肉業界のドン」と呼ばれる男と関係がある。食肉業界のドンはヤクザ組織やD盟などの組織とも関係があった。NDLフーズの支店長、萩岡は東谷専務の命令により、麻薬を冷凍肉の箱の中に隠してアメリカから日本には運んでいた。NDLフーズの加瀬昭三は、東谷の女癖の悪さと麻薬取引を利用し、自分の口座にNDLフーズの裏金、貿易により応じる差額金を振り込み始める。やがてそれは莫大な額になり、NDLフーズの現地支店の萩岡が偶然に見つけたときには、隠し通せない額になっていた。
木村美雪はNDLフーズのセールスウーマンで、サンディゴ担当になった。『東京焼鳥』を経営する元軍人のピーター・スミスと日本人妻の春美は、経営難からマリファナとMDMA(エクスタシー)の中卸をする事になった。彼達は、NDLフーズの木村美雪を、ビジネス取引とを交換に中身を知らせずに、麻薬の入った箱をサンディゴからロスアンゼルスまで運ぶことに使う。
数年後木村美雪が突然と姿を消す。又、会社の金の使い込みがばれた加瀬昭三も、刑期を終えて出てきた後、行方不明となっている。
森山の叔母の奈緒子は警察庁の「刑事指導室」課長だ。国際刑事警察機構(ICPO)とも関係が深かった。部下の住田警部、江川警部補、それにロスアンゼルスに住んでいた事のある甥の森山太郎を二人の刑事につけて、ロスアンゼルスに派遣した。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-08-17 11:17:20
200文字
会話率:0%
29歳の多恵子(たえこ)は、ある日図書館で、ホストの圭吾(けいご)と知り合う。ホストに興味があった多恵子は、プライベートで圭吾と関わることにするが、高校時代の友人信美(のぶみ)が、圭吾の客だと知る。多恵子は信美に、高校時代に受けた大きな恩が
あった。
信美と再開した多恵子は、カノジョ持ちのホストにはまるなどやめるよう、信美に忠告するべきか迷うが……。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2011-11-09 14:59:49
31070文字
会話率:31%