ある国に醜く産まれ、そのせいで愛されることがなかった可哀想な姫がいた
そんなある日、姫に語りかける声がいた
『その身に受けた呪いを取り除きたければ
姫という立場を捨てるがよい』
けれどそれはできなかった
姫には慕っている人がいた
姫
という立場を捨てるということは、
その人と二度と会えないということ
これは醜い姫が、呪いと共に生きるか
姫という立場に固執するか
選択の物語折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-01 02:03:04
260文字
会話率:13%
月光を織り込んだように、幻想的な光を放つ生地。その美しさを人々は祝福と称します。ですが、彼らはその生地の作り方を知りません。唯一知り得るのは、その生地を織る者のみ。
彼女だけが知っているのです。祝福の正体が醜い呪いであることを。
最終更新:2021-12-02 22:47:00
8276文字
会話率:36%