「人間は何のためにいるのか」という疑問から派生したお話です。
ある日、山部赤人の句碑を見にいった杉三と蘭は、そこ自殺をしようとやってきた男、望月優と知り合います。優は、通常の平民ではなく、「新平民」と呼ばれ、革細工を生業としてきた人物でした
。杉三たちは、何とか彼を人種差別から救おうとしますが効果なし。優は、スマートフォン店でりまという女性と知り合い、彼女の計らいで自宅で革工芸教室を開きますが、それも成功せず、最期まで人種差別を受け続けました。優が、何のために生きてきたのか。それを感じ取ってくれたら幸いです。
シナリオ形式。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-06-17 20:43:46
98824文字
会話率:82%