『駄目人間』と呼ばれる司法局実働部隊、通称『特殊な部隊』隊長、嵯峨惟基。
彼は大陸の大国『遼帝国』の皇帝でもある。
その隠された過去とそれを知るちっちゃな副隊長クバルカ・ランとの出会いの物語。
最終更新:2022-01-08 21:00:00
94551文字
会話率:61%
250年以上続く遼帝国も徐々に腐敗し始め、社会の膿が溜まってきていた。
そんな折に起こった天変地異から2人の英雄が誕生する。
1人は下農の3男「劉宗谷」、もう一人は生年不詳の男「宋沢」だった。
主人公の劉宗谷は、商家の下人として売られる前夜
、夢を見ていた。
その夢は、小さい子どもを車から守って命を落とす男の最後の光景だった。
その男の名は「高峰宗谷」。
1つの肉体に二つの精神が同居する劉宗谷は、高峰の知恵を使って奮闘していくのだった。
古代中国をモデルに劉宗谷の人生を追う戦記物になります。
処女作で表現などおかしな点があるやもしれません。気づかれた方はそっと教えてください。
設定資料集はこちらです→ http://ncode.syosetu.com/n3991dj/
2016.9.4にて完結しました。外伝等は予定しておりません。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-09-04 17:00:00
175469文字
会話率:34%
遼帝国の太祖耶律阿保機の末子(第4子)である耶律牙里果の7世の子孫に当たる。遼が滅亡する際に、契丹人を引き連れて西へ逃れてその地で勢力を広げ、モンゴル高原西部・新疆ウイグル自治区からカザフスタン東部・マー・ワラー・アンナフルまでの広大な地域
を領有すると、故地回復を望んで東征軍を出すが途中で挫折した。保大2年(1122年)、女真人の金から攻撃を受けた皇帝・天祚帝は、この攻撃を防ぐことができず、中京から西の雲中の陰山に逃亡した。この時、大石は宰相の李処温とともに燕京(現在の北京)において、第7代興宗の孫の耶律涅里(天祚帝の従父)を半ば無理やりに擁立して、天錫帝として北遼を建国した。後に、天祚帝は大石に天錫帝を擁立したことを責めたが、大石は傲然と天祚帝が逃げたから擁立したのだと反論し、天祚帝も反論が出来なかったという。ある説では、大石は隠れマニ教徒だったという。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-05-01 17:12:30
182133文字
会話率:43%