――これは、とある勇者の顛末だ。
滅び行く異世界へ平和を日常としていた少年が召喚されてから五年の月日を経て勇者と成した。
――旅の結末を言えば連れ添った三人の仲間には裏切られ、王国の刺客により暗殺されかけた。
度重なる苦悩の果ては無慈悲な裏
切りに彩られ、勇者となった運命を唾棄させるものだった。
けれど、唯一救いがあるとすれば、彼に再び転機が生まれた事だろう。
かつて人類を救った勇者が、再び彼の地に召喚される事となり、新たな出会いを果たす。
その出会いはきっと、残酷で優しい運命だった。
「過去作 伽藍洞の勇者 のリメイクかつ大部分改修した作品です」
「一部キャラクター、設定に異なりがあります。ご了承ください」
「書きたい時に書くタイプの不定期更新です」
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-03-06 00:43:52
28352文字
会話率:33%