僕の前を歩いている男性が、お金を目の前で落とした。
それを、男性に教えてあげたのだけれど、捨てたのだという。
理由を聞くと、運命を変えるためだという。
お金を落とすことによって、お金を無くす運命から脱出できるという。
それは令和運命研究会と
いう集まりだった。
そんなバカなと思っていたが、実は、自分の周りには、そんな運命を変える方法をやっている人で、溢れていたのである。
狂っている。
狂っているよね。
そんな時に、事故に遭ってしまうのだけれど、僕の手術を担当してくれる先生もまた、令和運命研究会に入っていたのだった。
大人の童話
エブリスタとカクヨムにも、おなじものを投稿しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-03-22 08:20:19
5927文字
会話率:38%