私が小学校の頃、よく家の前で遊んでいた。
すると向こうからあまり見かけないお婆さんが手押し車を押しながらこちらへ歩いてきた。
「こんにちはー。」優しくこちらに笑いかけてくれた。
「こんにちはー。」私も挨拶を返した。
「お嬢ちゃん
何歳?」
「10歳です。」
「ここの家の子かぁー。」
お婆さんはうちの家族を知っている様だったので、最近の祖母の様子など世間話を少し交わした。
「そろそろ帰るわぁー。楽しかったわー。ありがとうね。お菓子でもあげれたらいいんやけど。そうや。1週間後うちの家に遊びにおいで。お菓子用意しとくわ。」
「わかったー。ありがとう。」
お婆さんと仲良くなり1週間後家に遊びに行く約束をしてその日は別れた。
約束の1週間後だ。弟を連れて教えてもらったお婆さんの家に向かうと、沢山の黒い服を着た大勢の大人たちがいたのだ。
私たちが呆然と立ち尽くしていると、その家の家族らしい1人の女性が声をかけてくれた。
「どうしたん?このうちに何か用事あるの?」
「あのぉ、ここの家のお婆さんが1週間後遊びにおいでって言ってたから来ました。」
「あらー。そやったん。あのなぁーお婆さん亡くなったんよ。ちょっと待ってて!」
と女性は家に入って行った。
しばらくして、
「これ、お供えものやけど。」
とお菓子の入った袋を私たちにくれたのだ。
「ありがとう。」
お婆さんはなくなったんかぁ。あの優しいお婆さんに会えると思っていたので、トボトボと2人して家路についた。
お婆さん、約束通り1週間後家に行ったよ。
お菓子どうもありがとう。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-19 21:11:50
640文字
会話率:42%
眠れない夜に、ぽぽちゃんがお月さまを見上げると、遊びにおいで、とお月さまが誘いに来てくれました。
さあ、今夜は何して遊ぼうかな?
最終更新:2024-12-17 21:00:00
1411文字
会話率:52%
じだらく魔女の詩(うた)を掲載しています。
一緒に季節を楽しみたい方、言葉遊びが好きな方、じだらく魔女シリーズが好きだなんていう奇特な方々、どうぞ遊びにおいでくださいませ。☆彡
最終更新:2023-09-10 10:43:43
625文字
会話率:0%
なんということだ。私の大大大好きなゲームアプリ『365日と恋物語』が2024年3月にサービス終了するらしい。
このアプリがあったおかげで私は生きているのに。残酷な現実。
私はサービス終了するまで毎日欠かさず暇さえあればゲームを楽しんだ
。しかしある日、1人暮らしである私の部屋で誰かの声がした。
「__遊びにおいでよ」
「え?」
声を聞いた途端、私は気を失ってしまった。その後目を覚ますとあれ?ここは『365日と恋物語』の世界ではないか!?なんとゲームの世界に来てしまったようだ。
__でも、何かがおかしい。
「好きだよ、桜さん。このままずっと俺のそばにいてね。一生だよ。逃げたら許さないから」
咲夜くんにヤンデレルートはなかったはずですが。純愛が売りだったじゃないか!どういうことだ!
どうやらサービス終了前ということでバグが起きているらしい(絶対に違う)。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-03-28 12:05:16
5445文字
会話率:43%
短編【貧乏男爵家のガリ勉令嬢が幸せをつかむまで―平凡顔ですが勉強だけは負けません】の続編になります。婚約を結んだその後の一幕。
貧乏男爵家のベティーナ・アルタマンは、弟の学費を稼ぐために良いところへ就職しなければならず勉強に明け暮れていた
ら、侯爵令息のコンラートのライバルにされてその後婚約した。
コンラートからは好きだと言われてはいるものの、自分の平凡顔のせいで隣に立つにふさわしくないと思い、この婚約自体を悩んでいた。
そんな時、コンラートの家族から家に遊びにおいでーと招待される。が自分に自信のないベティーナは婚約解消の話をされるのでは、とびくびくしながら訪れる。その先に待っていたものは・・・。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-05-29 21:34:41
23956文字
会話率:40%
ハーレム勇者から逃げた元奴隷のサラは、逃亡中の旅の際に知り合った同じく勇者に因縁を持つミケーレとロビンという二人のSランク冒険者と何やかんやあって家族になった。冒険者ギルドでアルバイトをして、虎獣族のギルに告白されたり、トラブルに巻き込まれ
たり、実母がモンターニュ将軍というすごい人の後妻になったりと様々な出来事があったが、とうとうミケーレとロビンに魔王発見の知らせが届き二人に魔王討伐隊に参加するよう強制依頼が入った。一人で留守番するのなら、実母が遊びにおいでと言ってくれたこともあり、サラはミケーレ達と一緒に王国へと向かうことにしたのだった。脱ハーレム勇者パーティの続編。※注意:前作を読まないと分からないことが多いと思われます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-03-20 13:52:47
110356文字
会話率:46%
■【ホラー/短編】■噂が、ひとり歩きしていた。「近くで、バスの事故があったらしいよー」「え? ほんと?」「遠足に行くバスで、トラックと正面衝突したんだって。大勢の子どもたちと先生が病院に運ばれたんだって。まだ起きてないみたい」――それは、姿
を変えて◇『夏のホラー2015~あなたの学校はどうですか?~』企画参加作品。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-08-05 23:11:02
6370文字
会話率:38%