暴力と略奪の日々を過ごす鬼人。婚姻を控えた、貴族の娘。
ある日鬼人は、娘をさらう。しかし何か勝手が違った。
彼女は目が見えない、自分のことも世話出来ない。だが慌てない、騒がない。魔物たちに、優しい言葉をかける。
彼らはそれまでを捨てて、旅に
出た。なぜ生きるのか、目的を得る為に。
己の欲求に正直な鬼人。何も出来ぬ貴族の娘。二人は出逢い、変わっていく。
(この作品は、カクヨムにも掲載しています)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-08-18 20:00:00
126985文字
会話率:39%