それは、日本の江戸時代に似た世界にて。
不思議な雰囲気を纏いし男・泡隈が出会うのは、人だけではない。或る時は現世に居座り続ける霊と、或る時は人であることを辞めた妖の類いと対峙する彼の素性・心中を知る者は誰もいないという噂だ。
そんな泡隈にも
、人との縁は存在する。彼を慕う女忍者、地域一帯を統べる城主とその用心棒、謎多き道化師などと関わり合いながら、彼は今日も生きていく。
この物語は、彼が紡いだ縁の話であり、記録だ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-01-19 19:00:00
33027文字
会話率:54%