都内の高校に通う少年、森川千尋。
入学して半年が経とうとしていた六月のこと、夏休みという長期休暇を前に親友・高崎健吾と荒波立つことなく変哲もない学校生活を過ごしていた。
だが、そんな呑気な日常とは別に世間を賑わすある『通り魔事件』が頻繁に
起こっていた――。
そして、その犯人でありながら、妖艶で美しい千尋の前の席にいるクラスメイト・十六女 杏子との出会いが、千尋の過去、現在、そして性的趣向を狂わせていく――。
十代の性的倒錯を描くバイオレンス青春小説。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-10-27 21:00:00
73689文字
会話率:26%