「そんだけ頑張った俺なんだぞ、転生先でご褒美があるのが当たり前だろうが!来世で楽して、モテモテで、チートで、スローライフして……そんな生活したいと思って何がいけないんだ!」
『頑陋至愚』とは。
頑固で分別がなく、極めて愚かなこと。(『四
字熟語時点オンライン』より、抜粋)
男は望んだ異世界で望んだハッピーエンドを手に入れるため、現代日本で死んで以来死んでは異世界転生することを繰り返していた。元の世界で苦労した自分には、望んだ幸福が約束されていて然るべきである、と。
だが、とある国の皇帝となったある世界で。妃の中で一番の美女である“晴嵐”に、男はまったく見向きもされず……。
※この小説はエブリスタにも掲載しています。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-01-24 19:00:00
6241文字
会話率:29%