僕は同じ身の上の『兄弟』たちといっしょに、裏通りの奥、狭く薄暗いその場所で身を寄せ合って生きていた。
特に困りはしなかった。だって、僕にはふしぎな<声>があったから――
路地裏に住む異能もちの『僕』と、さえない喫茶店の店主の出会い。
互いに言葉は一方通行ながら、通じたぬくもりは本物と思ってしまったそのとき、二人に転機が訪れる。
どこかの小さな街角で、ひとりとひとりが出会い……
やがてちょっとふしぎなお店ができるまでの、短い物語。
『ミーコちゃんシリーズ』の作者が『猫の日』記念に贈る、ハートフルなお話です!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-02-22 22:00:00
2005文字
会話率:8%
ゲーム世界に転移するラノベが流行りの現在、人知れず、クソゲー世界に転移してしまった男がいた。
……と御飛 無月(みとび むつき)は書き出した。
親の事情により、学校にも行けず家と親の職場以外行っては行けないと制限されてきた彼は、有意義な
暇つぶしとして小説を書き始めた。
火炎能力者である彼は産まれながらにして凄まじい才能に恵まれ親に幾度となく褒められ可愛がられてきた。
この制限された生活にも不満は感じていなかった。
平将門、源頼朝の時代から超能力というものがあったと記されているくらいには、超能力・異能というものはありふれたものなのに、なぜ自分が見つからないように隠されているのか理解出来なかった。
だが考えても仕方ないと居候の屑に飯を作り、小説を通して知り合った友達とゲームをして、誰も教えてくれない超能力の使い方を試行錯誤する日々。
だか、平和な日々は突如として崩壊する。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-06-02 02:00:00
25951文字
会話率:15%
そこは、あるきっかけから特殊な能力に目覚めた能力者と、全く能力を持たない無能力者が暮らす現代。無能力者や力の弱い能力者が虐げられないように世界各国が能力者の強さを元にランキング制度を導入。したがって、強い能力者の矛先はさらに強い能力者へ移
動。なんとか各国は能力者の矛先を逸らすことに成功するが、ランキング勝負を行うにあたって公共施設の建造や私闘での被害の修復など、新たな問題が出て各国の頭を悩ませる。
そんな世界に生きる少年がいた。
少年は神を名乗る幼女、シロに勝ち確定ともいえる超強力な能力を授かり世界に対する『仕事』を課せられる。
少年は授かった能力をどう使い、何を成すのかを考えながら日常を歩み続ける。
※ この作品は処女作です。また、作者の独自解釈などが含まれます。
週1~10日に1話くらいの更新頻度でやってます。
令和元年8月20日、日間のローファンタジーランキングに載りました。94位確認です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-03-19 00:00:00
282842文字
会話率:29%
美しく嗤う死の女神。
圧倒的な力を持つ不死者の女王・銀月《インュエ》は永劫の生の中で復讐のために十字架を背負う者達と対峙する。
一方、銀月《インュエ》と神聖騎士の戦いに巻き込まれた少女・カレンは自分に隠されたある事実を知ることになる。
運命
という濁流の中で翻弄されながら、それに抗う二人の邂逅が紡ぎ出す物語の行く末とは?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-08-18 23:31:43
43151文字
会話率:32%
「は~、ダリイ」最先端科学が結集されているこの街、学術都市《アルデバラン》では、学生が『授業《カリキュラム》』と称して異能《エレメント》の力を研究しており、さまざまな能力を持つものがいる。だが主人公一ノ条海斗は無能力者《Dランク》だ。なので
一般人と同様…、かと思われるが、それは違った。一ノ条海斗は、少し変わった力を持っていた――。その力により、異世界から来た少女アナリアの力を覚えるのだが、それはまたややこしいことになってしまってアナリア達の故郷、つまり異世界で一ヶ月間生活をすることになってしまった!「女の子と、ど、同居ぉ!?!?」そんなことから始まった一ヶ月間。現代に戻って授業を受けて帰ってくれば、使うかどうかもわかららない魔術を覚える日々。そしてとあるとある時、戦争が起こっていることに気付く。
これはとある二つの世界を行き来する高校生のお話である。
あ、ちなみに主人公はバカです。
*異世界系、転送系だけをみたい!って人でも、第二章から読めるようにと、自分なりにしているのでそこから見ていただくのもアリです!!
第一章は前置き(アナリア、九条との出会い)とでも思っていただくといいかもしれません。
2~3日ぐらいで一話ずつの定期更新をモットーにしております! もし更新が遅れる等がある場合は活動報告、またはtwitterで報告します。
teitterアカウント:@kazitanin折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-12-01 14:15:02
152807文字
会話率:47%
異能力。
それは現代の地球に突如発現したものであり、未だに全てを解析しきれない未知の力。
系統別に分類可能な『超能力』とは根本的に違う、異端の能力。
例外なく強力で、周囲に恐れられ忌避される、異常な能力。
これは、そんな力
を身に宿す少年少女達の――
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2014-12-05 14:00:00
112888文字
会話率:60%