「ここはどこ?」「気が付いたら、知らない場所に居た」人々の物語。
それが異世界なのか、別の星なのか。
当事者に、それがはっきりと判っている人はほとんど居ない中、それぞれの物語が綴られていく。
一話目は、最初から種明かしです。
※ 超・不
定期連載
※ 一話毎に主人公が変わるオムニバス
※ R15と残酷な描写ありは保険です
※ キーワードは投稿の度に増える予定
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-01-26 01:32:21
4889文字
会話率:80%
"自由な空"を意味する世界、リベルタチェーロ
そこに住まう民は皆、ルーツと呼ばれる鳥の特徴を持っており、その鳥の種類は血筋によって異なっている。
梟がルーツなら夜目が利き、カナリアなら総じて歌が上手かった。
しかし、世界が謳う"自由な空"とは、誰もに優しい訳ではなかったーーーー
『ーーーー遠いなあ。全然、届かないや』
ボロボロの荷馬車の中、黒髪を背に揺らし、ジルは空に向けて小さな手を伸ばす。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2011-05-02 12:47:24
1293文字
会話率:13%