「いつの日か私たちは 戻れぬ一線を越えた──」
青年・カインは記憶を無くし、魔術が生活に根付いた世界で目覚める。
魔力によって全てが支えられた世界は彼にとって奇妙に映った。
しかし世界にとって、カインは今まで存在した痕跡がないという点で
よほど奇妙であった。
家族も不明。職にもありつけない。
そんな中でカインは、大学教授のレノに助けられる。
レノの助手をしていく中で、カインはこの世界の歴史や魔術について学びながら、素朴で豊かな日々を送っていく。
しかしそんな日々は、とある事件で終わりを迎えた。
事件の容疑者は、行方不明となった恩人レノであった。
──なぜ事件が起こったのか。
──なぜ恩人の行方が分からないのか。
──なぜ自分が助かったのか。
未だ戻らない自身の記憶に向き合いながら、カインは事件捜査の当事者となるべく、魔術事件の捜査を担当する機関「第0部隊」に所属することとなる。
事件の展望と自身の記憶、そして魔術の真実へ。
いつか見た夢と悲劇は足跡もなく近づいていく。
気づいたときには、もう戻れない。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-02-11 19:31:00
4281文字
会話率:29%
物語をかく皆様、ありがとうございます。あなたのおかげで私は生きています。
最終更新:2020-08-16 18:34:52
1699文字
会話率:0%
四季を操る女王によって、
豊かな日々を送る遠い世界の国があった。
そこへ前触れもなく冬の女王との連絡が途絶、
冬の終わりがみえなくなった。
未曾有の事態に、ならず者チームが立ち上がる。
冬童話2017
最終更新:2017-01-06 20:00:00
9442文字
会話率:50%
超常的な現象を引き起こす力、『法術』。
数百年前に大賢者たちによって確立され、人は外敵から身を守る術を手に入れた。
火法、風法、雷法などに代表される法術は外敵を排すだけでなく、人間の文明を急速に発展させ、豊かな日々をもたらした。
しか
し、中には『魔法』と区分される法術が存在した。
魔法とは周囲に多大な、それも破壊などの負の効果しかもたらさない、忌むべき法術である。
それは心身ともに熟練した法術士にしか使用は許されず、またそれ以外の者には使用は困難とされている。
人間を糧とする『魔獣』を退けながら、平和な日々が過ぎていく。
が、ある日、不穏な報せが人々にもたらされる。
「第三王立法術院が何者かに襲撃され半壊す」
そして、そこに残された記憶喪失の少女。
一体自分は何者なのか。
自身のことすらわからない混乱の中で、少女は失われた記憶を取り戻す旅へと駆り出される――――折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2013-12-01 13:32:09
151133文字
会話率:56%
主人公カトレアは、アテイン帝国で豊かな日々を過ごしていた。
そんなある日のこと、アテイン帝国で大きな殺人事件が起こった。
カトレアは、事件当日の夜、事件の犯人らしき人物を目撃した。
これは偶然か?必然か?
この事件の真相から、彼女には、新た
な出来事が待っていた。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2011-10-17 01:25:56
1175文字
会話率:36%