写真コンテストの為に護国神社を訪れた二人組の女子小学生は、そこで年季の入ったラジオ塔を発見する。
少女の一人が悪戯心でボタンを押した所、ラジオ塔からは予想外の番組が聞こえてくるのだった…
※本作品は、夏のホラー2022参加作品で御座います。
最終更新:2022-07-07 19:52:18
3046文字
会話率:30%
<Record of Books>第九篇
正暦(せいれき)一九三九年 帝都、東享(とうきょう)。
時は昭倭十四年。日本国は全国の招神社を護国神社と改名し、広大な国家結界を構築。同時に各種食料や生活必需品を配給制にすることで一気に戦争への
道をひた駆けていた。
誰もが望むと望まざるとにかかわらず、時の奔流は全てを包み、流す。日本国を中心として同盟国、枢軸国は魔術によって世界規模の戦乱の中生き残る道を模索していた、動乱の時代。
その果てに待つは、如何なる世界か。
(以前ネット上に公開していたものに加筆修正を行い再掲載したもののため、タイトルを「庚寅事変」より「新編・庚寅事変」と改めております)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-10-05 06:59:23
40947文字
会話率:18%
『維新の道』と刻まれた石碑を左手に見て、俺は――声に出してしまうと変人扱いされてしまうので――心の中で叫んだ。
「坂本先生!中岡先生!今、会いに行きます!」
※自サイト『京都にての物語』からの転載となります。
最終更新:2013-02-25 21:22:15
3430文字
会話率:9%