【第16回ファンタジー小説大賞 奨励賞作品】
仲間を助けた事によって断罪されてしまった、小柄な元Sランク冒険者サン・ベネット。
彼は追放された王都から出ていく際にとある極秘クエストの存在を知る。
「騎士団長から直々のクエスト……面
白そうじゃん!!」
そのクエストに興味を持ったベネットは、早速クエスト依頼書に書かれていた雪山中腹にある小屋へと向かった。
だがそこにいたのは騎士団長などではなく……。
「赤髪の女刀鍛冶!?」
「……誰だ君は」
そう冷たく言い放った女刀鍛冶の名はナツキ・リード。美しい赤髪と長身が特徴的な、気品漂う女性だ。
そんな彼女とひょんな事から同じ小屋で過ごす事になったベネットだったが、次第にベネットは彼女の仕事でもある”刀作り”に興味を持ち始め、自分も刀鍛冶としてナツキに弟子入りする事を決心していく。
しかしナツキという女性、実は数十年前に世界を恐怖に陥れた魔王を討伐したワケアリ元Sランク冒険者のようで……。
なんならサン・ベネットも、実は前世の料理人としての記憶を取り戻していたようで……。
この出会いが2人の人生にとって最も重要で、最も尊いモノとなるのはまた数年後のお話。
「ナツキさん、今日も俺の料理でお腹一杯にしてあげますからね!!」
「あぁ、今日も期待しているぞベネット……!」
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・アルファポリス様「第16回ファンタジー大賞」奨励賞作品
・不定期更新
・たまに戦闘、たまにラブコメ、たまに日常のストーリーです折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-14 06:00:00
280780文字
会話率:32%
夜中。とある研究所。博士はひとり、ああすれば、こうすれば……と悩み呟いていた。
物事に没頭しやすく、一度集中すれば
寝ることも食べることも忘れるような博士であったが
さすがに物陰からぬるりと現れた男を目にすると驚きのあまり、頭の中が真っ
白になった。
「だ、だ、誰だ君は、け、警備は?」
「ふん、鼾かいて寝てやがったよ。質が悪いのを雇っているなぁ」折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-09-12 11:00:00
2142文字
会話率:51%
普通に非リア充の男子高校生としてすごしている謙太。
クラスメイトの文弥といつも馬鹿やって楽しんでいる。
がいつからか謙太の身の回りで異常なことがおき始める。
謙太も最初は異変には気づかないが日がたつにつれ酷くなっていき異変に気づく。
異変
を起こしている犯人は誰なのか。
そしてそれを特定した謙太には何が待っているのか。
日常系ほのぼの恋愛サスペンス?
青春感あふれるラブストーリー?
中身を見て君がどんなストーリーか見届けるんだ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-01-30 06:00:00
2190文字
会話率:52%