世界に繁栄を促した古の技術、魔法。それの力は、魔力をふんだんに含んだ魔法石がなければ扱うことは出来ず、魔法石採掘に成功させた貴族は絶大な権力を手に入れた。ーーやがて、その権力は暴走し、彼らは国王から貴族優先の政策を手に入れることが出来た。
そんなある日、その国の首都であるアウストラでは、大火災が起きた。多くの家屋が焼き払われ、木材が必要となり、そして首都唯一だった材木売りであるウオンドは、多大な利益を上げた。
ーーそして、そんなウオンドが経営するトラヌスに、一人の義賊が忍び込んだ……。
※本作品の最初の五千字程度は、フォレストブログ、Good nightに掲載されています。
※本作品は作者が掲載している「精霊の担い手」の番外編に当たります。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2012-07-01 17:00:00
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