「ガリウス・リグレッドに命ずる。今すぐ荷物をまとめて王宮から出ていけ」
スキル管理人として忠誠を尽くしていたガリウスは、突然王宮からの追放を宣告される。
ガリウス自身に何ら問題があったわけではなかったが、『神教』——スキルは神に与えられたも
のであり、人間に扱えるはずがないと主張するカルト教団——に洗脳された国王は聞く耳を持たなかった。
「今まで散々目の前でお見せしてきたでしょう」
「デタラメを言うな! お前は詐欺師に決まっている!」
強引に追い出されたガリウスは、新天地『エルフの国』に巡り合い、神教徒と対決することになる。
ガリウスの固有スキル【略奪】と【付与】は紛れもない本物の『スキル』であり、追放した神教徒たちは後悔することになる。
※本作はすかいふぁーむ先生との共著です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-04-01 18:21:06
16336文字
会話率:39%