俺、宇佐美一色(うさみひいろ)は世界の崩壊を目の当たりにし、死んでしまう。気が付くと俺は、銀髪蒼眼の愛らしい幼女になっていて5次元の創造神らしい。
そんなとてつもない運命を負った宇佐美のストーリー。
最終更新:2017-01-08 23:33:09
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会話率:50%
聞き覚えのある声に真田亮二は目を覚ますとそこは見覚えがない戦場だった。
撤退命令が出たという事を聞かされ、身体中の痛みに耐えながら幼なじみの一条総司を名乗る声の主に半ば強引に引き連れられる形でその場から命からがらたった二人で何とか前線基
地まで引き上げる事に成功する。
撤退の際に亮二は総司から、日本という国が独裁政治によって、いつしか自衛隊が国防軍と名前を変えて同盟国と共に戦争に参加していた事、独裁政治によって廃止されていた徴兵制度が再び制定されて自分たちが徴兵令で軍属となっていた事、戦っている相手は中東で武装蜂起した“共産枢軸”という“自称国家”の武装勢力である事等を聞かされた。
亮二は負傷者とは言っても、爆風による全身打撲程度で軽傷の部類に入っていたが、何故、自分は今戦地にいるのか、記憶の欠陥が著しかった事もあって、基地に着くとすぐに基地の病院に収用された。
撤退命令と同時に一時的な停戦合意が締結された事から、少し余裕が出たのか病院では記憶欠陥に対する様々な検査を受けていたが、しばらくすると記憶の欠陥以外は回復していた。
その為、亮二は記憶の欠陥を補う目的も含めたリハビリで、基地内の訓練施設で復員に向けた様々な訓練と教本を基礎から読まされる事になっていた。
身体的な訓練では不思議と他の者よりも良い成績が出ていたが、記憶の欠陥からそれが何故なのか亮二にはわからなかった。
停戦合意が締結されているとは言え、いつ破棄されるかわからない状況と兵員の補充の問題から記憶の欠陥は無視されてしまい所属大隊に新たに新設された“新兵器の実戦運用部隊”への配属が言い渡される。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-08-16 13:07:21
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会話率:23%