修行として、無一文で、女子修道院を放り出された私。
お金のため冒険者をはじめたのですが、うまくいかず。五日間、食料も買えずに空腹で死にそうになってしまいます。
解決方法も思いつかず、私は、僧侶としての最終手段に出ます。そう、神様に「助けて
!」と、お祈りしたのです!
その結果……なのでしょうか? 翌日、私に『触手』が生えていました。――なんですか、これーッ!?
背中にある、勝手に動く触手。
軽くパニックになりかけたものの、この複数の触手が、意外に『使える』ことに私は気づきます。
魔物を一撃で倒してくれたり、いろいろなポーションを作れたり。
仲間になった女の子に、からみつきたがるクセは困るものの、その子たちも嬉しがるため問題は無さそうで。
この触手さんは、私の祈りに答えてくれた、神様からの贈り物かもしれませんね……。
神様! 私は、この触手さんの力で冒険者として成功し、さらには一流の僧侶にもなってみせます!
人助けもいっぱいできそうで、ゆくゆくは貞淑で清楚なスゴい聖女さまと、伝説になっちゃったりするかもしれませんよ! ふひひー。
※これはそんな触手さんにある、女の子の愛人を引き寄せる能力に気づかず、たくさんの「妻」と、たくさんの子どもをもうけることになる、未来の(ある意味でも『伝説』となる)聖女様の物語である折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-01-21 23:38:44
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会話率:44%