好きな人は、遠い親戚。微妙な関係。揺れる心――。
「FLASH」本編で結ばれた、鷹緒と沙織。
でも親戚同士、年の差、同じ職場、手放しで公言出来る関係ではなく……。
語られなかった過去、これから築く未来。
二人は……そして二人を取り巻く人
たちは、どうなってゆくのか。
新たな物語がはじまる――。
※「FLASH ~かがやく君へ~」の番外編(及び電子書籍版「FLASH2」の続編)ですが、こちらのみ読んでくださっても短編の恋愛小説、ヒューマンドラマとしてお楽しみいただけるかと思います。(短編/オムニバス形式)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-06-29 15:59:35
651230文字
会話率:64%
幽霊の綾子さんと綾取りをすると、体の糸を抜かれてしまう。
灰色の糸は脳みそ、白色の糸は神経、赤色の糸は血管。
体の糸を抜かれた人はどうなってしまうのだろう。
お盆。男子中学生が田舎の祖父の家に帰省し、森の中で女の子と出会う。
まるで古くか
らの知り合いのように仲睦まじく語らう二人。
その男子中学生は、その女の子が何者なのかも知らず、禁断の遊びを行う。
綾取りの糸が離れ離れになった親戚同士を繋いでいく。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-08-14 03:41:59
5533文字
会話率:18%
自分で言うのもなんだけど、「可愛い」と言われる部類だと思う。
小さい頃から過保護なくらい大事に育てられてきたし、親戚同士で集まった時なんかも周囲からは可愛がられてきた。
恵まれた環境にいて、なに不自由なく暮らしてきたはずだった。
でも
、一度も彼氏ができたことがなくて、心のどこかで満たされないでいた。
「彼氏は?」なんて言われるようになった十代後半。
「結婚は?」なんて言われるような年齢になった二十代後半。
決して焦っていなかった訳ではない。
高校生の頃から彼氏が欲しくて堪らなかったし、早く結婚したいと思っていたから二十代前半の頃から婚活に励んできた。
それでも、良いご縁がなかった。
数が足りないと言われればそれまでかもしれない。
でも、人と関わるってエネルギーを要して疲れるし、このうえなく面倒だ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-11-18 14:24:18
4337文字
会話率:28%
忘れるはずもない、遠い昔の記憶。
それは、今日と同じ雪が降り頻る日のことだった。
かなり寒い。辺り一面は白銀に染まっていて、雪化粧した実家を見るのも毎年恒例である。
この時期になると親戚同士で集まって、祖母に会いにいく。ミチコも実家に
帰省して、大好きだった祖母に顔を見せにいくのだ。
幼い頃の記憶は、かなり曖昧。言ってしまえば、覚えていることはかなり少ない。それでも祖母との思い出は鮮明なのはどうしてだろうか。
祖母を亡くした日のことは特に──。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-12-18 12:46:02
2427文字
会話率:30%
正月に祖母の家で親戚同士で集まった。
その席で、俺は妙な感情にとらわれ、ある衝動を抑えきれなくなった。
最終更新:2016-12-24 00:29:49
1588文字
会話率:16%
隕石が落ちて生態系が壊れた地球。ゆっくりと滅びを辿る生物に隕石と一緒に降ってきた謎の生命体が生物にとり憑いて他の生き物を襲う中、瑞希をはじめとした病院の入院患者は院内に立てこもって生活を続けていた。
最終更新:2011-12-26 00:00:32
18889文字
会話率:30%