読書好きの主人公鈴音彩葉(すずねいろは)と彼、山川拓海の甘く切ない恋物語。
―――静かに時間(とき)が流れてゆく。もっといっぱい話したいことがあったのに、もうそんなことはどうでもいい。何も話さなくても、ただ一緒にこうしていられるだけでよかっ
た。すぐ傍に大切な人がいるという安心感。ただそれだけで―――
高校生って、半分大人で半分子供。自分たちの力ではどうにもできない出来事により、本人達の気づかないところで、少しずつ歯車が噛み合わなくなってゆく……。
途中心情を表した『詩』を挿入していきます。
ほのぼのと話は進んでゆきます。どうぞ最後までよろしくお願いします。
著作者:藤乃 澄乃
無断転載は固く禁じます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-06-09 08:31:41
15935文字
会話率:50%