女神ルーヴェルの加護によって守られていると言われる世界には人間に動物、そして魔物や魔族。そういった者達が存在し、それぞれ暮らしていた。だが平穏は突然破られる事となる、魔王が率いる大勢の魔物や魔族達。魔王軍を名乗る者達が人間達の暮らす各国へ侵
攻し次々と魔王軍の力の前に屈してしまう、このままでは世界が魔によって支配され滅ぼされると危機を感じた人間達に希望の光が降り立つ。勇者として選ばれた女性の剣士カリアが魔王討伐の為に世界最高の大国ヴァント王国騎士団と共に魔王軍へと立ち向かう。勇者カリアを中心とした人間達の反撃によって道を切り拓き魔王の居る魔王軍の本拠地へとついに攻め込むと、そこに待っていたのは小さな少年の魔王シュウ。彼は世界を支配するのではなく魔が暮らしやすい世の中にする為に戦っている、この世界は既に人間の手によって汚されているのだと語る。魔王を討つべきなのかとカリアの中で迷いが生じると、仲間であるはずの騎士がシュウを倒し勇者カリアをも消そうとする。それが個人の裏切りではなくヴァント王国が元々企んだ事でありカリアは最初から国に利用されていた事を知ると、このまま魔王を倒しても平和など来ない。王国の為に共に戦う気にはなれなかった。そしてカリアとシュウの二人は人間達と魔族達は自分達が組めば分かり合えるかもしれない。最強の勇者、最強の魔王が手を組み世界を大きく揺るがす。彼らの行く先は…? 本作はpixivでも投稿しています。
この作品はフィクションであり、実際の人物・団体・事件とは関係ありません。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-10-29 13:17:33
306612文字
会話率:46%
愛する男から、別の女と結婚することを告げられた主人公。彼の後ろには、黙って頭を下げる可憐な女性の姿があった。主人公は愛した男へひとつ口づけを落とし、彼の幸福を密やかに祈る。婚約破棄風の台詞から始まる、よくある悲しい恋の結末。
ありま氷炎様
主催、第6回月餅企画の参加作品です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-10-01 07:04:03
3459文字
会話率:5%