この国にはへんてこりんな伝説があった。それは。
『末期の時に蛙が訪れる事がある。出逢えたら運命の夜を過ごし、翌朝天国へと向かう』
何しろ、蛙とやらに出逢った本人は、運命の夜を過ごした後、翌朝には既に天国へ逝ってるので、話を聞いたものは
いない。なので、誠か嘘かは判らない。ただ、そう伝えられていた。
年老いた修道女、アン・メアリーは蛙に出会う。そして彼女の願いとは。
3〜4話、この土日で完結します。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-03-27 19:00:00
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会話率:49%