袴垂保輔という存在は、何であったのか。何者でもなく、人でさえなかったのか。藤原保輔という何者でもない男の傍らに、いつも、寄り添わされているかのように、存在する袴垂は、保輔の同胞、斉明、保昌という存在との邂逅により、肥大化していた。
最終更新:2024-09-20 12:00:00
20938文字
会話率:25%
時は平安・王朝時代。
華やかな貴族の宮廷生活の裏で、庶民達のささやかな日々の生活も存在していた。
地方豪族の庶子である美努理明(みどのただあき)は、衛士になるため都に出仕した。
やがて、いろいろな出会いや幸運にも恵まれ、検非違使の志
(さかん)にまで出世する。
この物語は、今昔物語や、その時代の物語を参考に思い描いた作品です。
(もちろんフィクションです)
今回は"藤原南家"について触れました。ちょっと、笑う要素は無いかな? 宜しくお願いします!
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-06-27 10:42:52
122843文字
会話率:23%