薬剤師国試浪人兼卒業延期生の「嘆きのマダオ」。
高田馬場13時ホールのメディセレスクールの4階踊り場でいつも通り泣きながらカップ麺を啜る。
13時13分13秒。
過去に囚われたマダオに薬神より名前を奪われ試練が与えられる。
マダオは時空
を超えて新選組13番組みの薬売り見習いとして生きる事になった。
歳三の腹違いの兄弟、土方家の妾の子である大将(ヒロマサ)は蘭方薬種商人、長崎屋の小林玄米の養子になっていた。
土方家の家伝薬「石田散薬」のレシピを盗み出し恨みをもつ土方家を潰そうと目論んだが、
皮肉な事に土方を目の敵にする攘夷志士の襲撃により瀕死の重傷を負って死んだ。
マダオはその場に居合わせ、土方家の断絶を約束して小林大将として生きる事となった。
新選組の隊員の体調管理は勿論の事、庶民の病を治す薬屋として金欠気味の新選組の金銭面を支える13番組み。
新選組ではその時、
浮かれて遊郭通いをしていた隊員からインキンタムシが大流行。
幕府にバレたら新選組全員処刑か!?
果たしてマダオはこの窮地を乗り切り名前を思い出し元の世界に戻れるのか?
門外不出の禁書「薬剤師国家試験の参考書」だけを武器に新選組でマダオは病と戦う。
頑張れマダオ!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-02-05 10:16:50
3328文字
会話率:12%