ネアは歌乞いだ。
雪深く魔術の潤沢なウィームに呼び落とされ、人ならざる者達が隣人として暮らすこの世界で、ウィーム領主の館で契約の魔物を伴侶にして、ご主人様!となってしまう魔物に三つ編みを引っ張って欲しいと強請られつつ、日々の仕事に励み暮らし
ている。
天賦の事故率を誇るネアの、ほのぼのゆったりとした美しいウィームでの日常と祝祭、美味しい食べ物と不思議な生き物たち。
苦労人で魔術書オタクな領主に、その庇護者の怒ると怖い妖精、狐姿でボールに夢中な義兄の魔物や、時々ちびちびふわふわした生き物にされてしまう使い魔に、仕事終わりに遊びに来る死者の王まで。
これは、「薬の魔物の解雇理由」で、魔物を解雇したネアと、ネアを伴侶にしたディノのその後のお話です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-03-27 17:48:33
8538374文字
会話率:43%
その日、訃報を受け取ったネアハーレイは、ひとりぼっちになった。
家族を殺した人に恋をしていたと知った夜に辿る、とある雨の日の記憶。
短編だけでも読めるようにしておりますが、「薬の魔物の解雇理由」に登場するネアの物語です。
最終更新:2021-08-20 12:00:00
7590文字
会話率:6%
魔物や妖精、竜や精霊が当たり前のように隣人として暮らす世界。
唯一魔術を身に持たずに生まれてくる短命の人間の契約し、使い魔となったアルテア。
彼のご主人様は、魔術可動域は現在、九。
この世界では自力で洗濯も出来ない、飛蝗と土筆と同レベル
のとても残念な人間である。
そんな人間をこよなく大事にする、魔物の第三席、選択を司る魔物の失踪までの経緯を紐解く物語です。
こちらは、完結済みの小説、「薬の魔物の解雇理由」の完結記念企画の投票による物語となります。
初めての方にもある程度は読める構成にしてありますが、本編を読んでからのご拝読をおすすめしますこと、ご容赦下さいませ。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-01-28 18:29:36
122288文字
会話率:31%