リアル系戦記ものというジャンルなど聞いたことがない。と言うかたが大半だと思う。それもそうだろう。私だって知らない。
ではどうしてそのような名称を使うかと言うと、私の好きな作品群には共通して明確な特徴があるにもかかわらず、それを表現する言
葉が見つからないのだ。あるいは私が無知なだけかも知れない。そうであれば謹んで皆様の知恵を拝借したいところである。
なければ作ればいいのだ。というわけで『リアル系戦記もの』という言葉を考えてみた次第だが、これはあまりうまい言葉ではないかも知れない。言葉を見て意味を解するに説明を要するからだ。浅学ゆえの至らなさである。
詳細は本文にて述べるとして、簡潔に説明するならば“ファンタジー要素の薄いファンタジー戦記もの”と言ったところだろうか。登場人物は全て人間で、亜人種や異形は存在せず、異能も超常現象も存在しない。小説家になろうにおいては非主流の作品群である。
これらの作品群がどうしておもしろいのか、ぜひとも一読いただきたい。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-02-27 20:12:28
5267文字
会話率:0%
その世界は「海」によって一つの歴史を終えた。
僅かに残された陸地に人々は暮らし、少しずつ新しい歴史を築こうとしていた。人々は今日を生き、明日を生きようとする。
人々の暮らしを支えるための荷物を届ける海上配達人。
海に生き、海に在る人や物を守
る海上護衛人。
海上配達人の少女「アオバ」
海上護衛人の少年「ミナト」
これは、「蒼海の世界」に生きる2人の“漂流者”の物語。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-12-31 20:00:00
3534文字
会話率:34%