青みを帯びる菖蒲月の空から、太陽がつくり出す影は時計針のように。夜空にかかる虹星のアーチが奏でる光のオクターブに、遥かな夢をつないで。
最終更新:2024-05-26 21:07:17
539文字
会話率:0%
世の中には関わってはいけない物がある。怪異や物の怪の類。
そんな物はいないって? いいや、奴らはそこら中にいるんだ。そして、僕にはそんな奴らが見えてしまう。もしも、奴らに見えることがばれてしまったらどうなってしまうのか。その結果を想像するの
は容易いことだろう。
だから、僕は見えないふりをするのだ。
だけど、この世界には他にも関わってはいけないものがあるんだ。
それは、僕が住むアパートの下にいるヘンタイさんだ!
そいつは幽霊なのかって? いやいや、彼は歴とした人間のはずだよ……多分……。
これは思春期の少年が、ヘンタイさんと怪異たちを見て見ぬふりをしようとする物語である。
※この作品は一話完結型となっております。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-10 17:18:44
91221文字
会話率:47%
ここは賑わいを見せるとある酒場
その一つのテーブルに男が二人、酒を飲みながらなにやら語らっている。
「そういや隣町で聞いた話なんだが、こんな話知ってるか?」
男は辺りを見回したあとに声を潜めて言った。
「双月の晩にはな……」
これは
、双月の晩に連なる物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-11-17 18:54:12
146837文字
会話率:56%
世界の各地で巻き起こる、何気ない日常の1コマ。
『双月の晩に気を付けて』のスピンオフ短編集になります。
こちらは本編がまだでも読めるようにしております。
最終更新:2023-11-03 18:02:29
17255文字
会話率:66%
2025年制作。過去の表がそのまま使えて非常に助かりました。オチまで出ていますが、問題なしとします。
5月16日終了します。
■話の概要
冬がやってきた。
古遊技研究会(こゆうぎけんきゅうかい)の部長である此上が唐突に雪合戦をすると言い始め
たのがはじまりであった。その提案に乗った部員たちは雪合戦の準備をはじめるのであった。
だが、古遊技研究会の部員は六人。公式ルールで試合をするには部員が足りていなかった。
そこで助っ人を一人準備する。だが、対戦相手がいない。そこで此上は生徒会長の卜部に頼みに行く。
卜部も彼女の頼みを無下にできずに自分がメンバーを集めて、相手になると申し出てきた。
雪合戦の準備が着々と進んでいく一方で沢田と生徒会の相談役である市村が賭をすることになる。それは勝った方のチームに負けた方の教師が焼き肉をおごるというものであった。
それを聞いた部員たちは奮起をして戦いに挑む。
雪合戦に勝利した古遊技研究会は焼き肉を食べて、その日を終えるのであった。
=====================================
■登場人物表
・竹川隆奈(たけかわりゅうな)/男/高校一年/月乃の影に隠れがちだが、わりと要領よく何でもこなす。
・菖蒲月乃(あやめつきの)/女/高校一年/隆奈の幼なじみ。なんでもそつなくこなす才女だが、ほんわかした性格で、そう言った印象はみじんもない。
・篠尾良二(ささおりょうじ)/男/高校一年/中学の時は野球部でピッチャーをやっていた。高校になってからなぜか古遊技研究部に入っている。
・此上美原(このうえみはら)/女/高校二年
・久方柚梨(ひさかたゆずり)/女/高校二年
・椚湊(くぬぎみなと)/男/高校二年
・沢田邑夫(さわだむらお)/男/
・東堂院太郎(とうどういんたろう)/男/高校一年。竹川の友人で化学部。
・卜部紗雪(うらべさゆき)/女/高校二年。
・市村(いちむら)先生/女/生徒会顧問。中年の女性折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-05-19 17:00:00
17759文字
会話率:61%