情報はエネルギーを持つ。
思考実験から生まれたこの概念は、ついに一人の科学者の手によって莫大なエネルギーを取り出すことを可能にさせた。
エモーション・ドライブと名付けられたエネルギー機構によって得た資金は
先日の核戦争によって滅んだ、とある
国の復興のために使われるのであった。
日本で復興活動を行っていたマクスウェル財団は除染と生存者捜索のさなか、
会長であるM・トールマン博士は旧仙台の野外で一人の少年を保護に成功した。
少年の名前は旭日 昇。
かつての日本を取り戻すために、彼は捧げる。
感情データを莫大なエネルギーに変換し駆動するED。
その性質から、多感な若者こそが使用者に相応しい。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-04-04 20:00:00
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