人は捨てた――剣と盾を。それに勝る力を手に入れた世界は、近代化への道をひた走っていた。そんな時代、文明の最先端を行く国の首都の下町で、こんな看板を出している店があった。『万屋カーシュナー、ただし荒事却下』。「今日はどんなご依頼でしょう。魔物
の討伐? すいません、却下で。ええ、万屋ですがなにか?」「ちゃんと働け真面目にっ!」。怠惰だけれど凄腕技術者と、彼に拾われた『剣を捨てられぬ』男。とことんほのぼの、たまにシリアス。でこぼこコンビの万屋生活。※1話完結オムニバス形式です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-01-25 14:00:00
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会話率:51%