その日、一つの大国が終焉を迎えた。広大な領土を有し、大規模な軍隊を抱え、大勢の民が住まうその国は、僅か数日で滅亡への道を辿ったのである。何故、そんな事態になったのか。理由は簡単。その国が、とある者達を敵に回したからである。
最終更新:2021-09-08 10:00:00
14729文字
会話率:38%
「なぜ誰も、僕の事を覚えていないんだ……!」
人類最強の英雄ライは千年にも渡る『大戦』を他種族の討滅という形で終結させた。
全てが終わり、平和な世界を掴みとった、そうライは考えていた。
しかし、待ち受けていたのは過酷な現実であった。
誰
も『英雄ライ』を覚えていなかったのだ。
そんな人は初めからいなかった。
そう世界がライを拒んだかのように、ライという人間の痕跡は、世界から消失していた。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-08-15 12:00:00
11701文字
会話率:17%
17歳の少年 呉錫(くれ しょう)は一冊の本と出合う。それは古い英雄譚だったが最後に書き殴りの文字で英雄のその後が書かれていたのであった。英雄譚とは全く違う文体なのにどうしてもその話が気になって・・・
最終更新:2016-01-29 00:40:22
1764文字
会話率:23%
たくさんある英雄の武勇伝。悲しい過去を背負った少年少女が英雄となり、また何故去ったのか。
英雄のその後を描き、大人と国、歴史のあり方を、静かに見つめる。
最終更新:2015-05-13 20:39:16
3863文字
会話率:16%