嶺井伸一郎は死に場所を求めてジャングルを彷徨い、目覚めたら、病院の一室にいた。鬱だと言われ、睡眠療法を施され、快復した。
伸一郎はこの不思議な静かな町で過ごすことになる。
この町の人には欲がなく、とても穏やかな人々であった。
働きたい人は働
いて、そうで無い人は気ままに過ごす。お金は欲しいだけ貰えるが、生活費とちょっとのレジャーの分しか、ATMから引き出さない。
ここはある意味で人類がなしえなかったユートピアを具現していた。
だがなぜそのようなことができるのか。
伸一郎が強制送還された理由は。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-09-18 19:20:25
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会話率:40%