20数年前、相思相愛なのに思いを伝えられなかった、若干勘違い野郎なフジイと生真面目なアッコ。職場でのアクシデント、お互いの家族との別れをきっかけに、改めて今でも相手を愛していることに気付くが・・・。
最終更新:2019-01-15 17:43:12
7174文字
会話率:62%
疑惑の判定、という言葉がある。状況によって意味は変わるが、シューティングゲームなどで「当たってるだろっ!」と思わず突っ込みたくなるような、あれだ。そんな、ゲームでしか有り得ないような判定要素を現実に持ち、密かに生活している少年がいた。彼の名
は、柚垣零士。ゲームのようなデータではない、歴とした人間でありながら、自身の肉体とは別に判定要素を持つ人間。常識に真っ向から喧嘩を売るような体質でありながら、日本に住む普通の高校生だ。そんな零士は、ある日異世界へと、勇者として召喚される。魔王襲来により、滅亡の危機にあった弱小国、メーディスに。運よく、そして若干の勘違いのもと、零士は魔王を退けることに成功した。だが、そんな彼に与えられた称号は。勇者ではなく、幽者であった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-02-07 22:35:05
21998文字
会話率:21%