鹿児島県岩川基地で彗星艦上爆撃機「芙蓉部隊」隊員の哲郎は八月十五日玉音放送を聞く。霞ヶ浦の予科練同期が特攻で散った事を想いながらも復員の帰途に就く。彗星で山口県岩国飛行場に同乗の中尉と着陸するが誰も居ない。広島の状況も分からないまま練習機赤
とんぼで故郷広島県吉田に向かうのだが。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-10 21:43:13
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会話率:37%
時の流れが半年ほど進んだ日本。
陸軍と海軍の余剰兵器が集められた「厄介者部隊」に、もてあまされたレーダーを与えられ、防空戦が行われた。
特攻が日常化する中、正攻法で絶望的な戦いに挑む彼らの行く末は?
最終更新:2017-05-18 15:12:17
50917文字
会話率:44%