2022年
緊迫するアジア情勢を受け、四年前に決定された「平成三十一年度以降に係る防衛計画の大綱」を一部変更し、排他的経済水域と国境離島防衛強化を目的とした新防衛大綱が閣議決定された。これにより、海上自衛隊に航空機搭載型護衛艦と輸送用ホバー
クラフト搭載の輸送艦を擁した独立護衛艦隊を設立する事となった。
そして、三年後の2025年。むさし型航空機搭載型護衛艦DDV二番艦、ひたち艦長の高野浩司一佐は、この独立護衛艦隊群の司令を拝命、初任務である観艦式参加のため、むさし型航空機搭載型護衛艦DDV一番艦のむさしに座乗して母港である大湊を抜錨し、出港した。
陸奥湾から津軽半島と下北半島に挟まれた平舘海峡を通過した時、突然、雷鳴が轟き、隊群は過去にタイムスリップしてしまう。
タイムスリップした時代とは?
果たして隊群は無事現代に帰還する事ができるのか??
この物語はフィクションであり、実在の人物・団体とは一切関係ありません。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-11-07 01:00:00
3101文字
会話率:41%
DDV-1秋津洲。海上自衛隊に配備された航空機搭載型護衛艦。強襲揚陸艦以上、原子力空母未満の能力を有する事実上の正規空母は日本の守護神として生まれたのである。
最終更新:2016-05-21 23:03:00
1590文字
会話率:32%