未成年の貴族子女が通う王立学院。
そこに在籍する子爵令息デズデモニーは、婚約者である伯爵令嬢ローズマリアに婚約破棄を叩きつけた――ただし、昼休みの大食堂で。
上級生が主役の卒業記念パーティーを潰したり、他家のパーティーで主催の顔を潰したり
なんて馬鹿馬鹿しい、そんなことして主役があっちに味方したら損じゃないか、と思う程度の頭はあるデズデモニー。
必要なのは既成事実であって、場所よりも「たくさんの人がローズマリアに非があることを認めること」それだけでいいのだから、食堂で充分だ。
はたして、ちょっとは頭を使った婚約破棄の成否は……――?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-24 14:31:47
6086文字
会話率:28%
交通事故で何故か異世界転生してしまった一条兄弟。
姉はポジティブが服を着て歩いていると言う異名を持つ女子高生。
弟は自称頭脳派のネガティブ人間な中学生。
ひょんなことから転生しちゃったんだけど、あれ?なんか姉ちゃんのステータスバグってね?
姉はなんだかその事実が不服らしく、あまり話に触れたがらない…?
なんでだ?嘘は嫌いなはずの姉ちゃんが、僕に嘘をついてる?
しかも、異世界転生した先は僕らの周りの人間にそっくりな異世界人が続々登場?!
その人たちはなんだか現実にいた人たちとリンクしているようで…?
姉の嘘とは一体?
僕の存在はなんなんだ?
この世界に来たのは、何か意味があるような気がするんだー
教えて、姉ちゃん。
僕は誰なの?
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-10-17 07:35:51
6792文字
会話率:37%