『滅びた王国の王子、龍王と共に最強へ──帝国への復讐が今、始まる!』
──王国が、燃えた。
魔法王国エルヴァントは、バルムート帝国の侵略により、跡形もなく滅ぼされた。
王子 キースクリフ は、母の力で髪と瞳の色を隠され、逃げ延びる。
だ
が、その先で待っていたのは 自由ではなく、鎖 だった。
王族として生まれた誇りも、力も、全て奪われた。
キースは 奴隷商人に捕まり、最底辺へと堕とされる──。
だが、運命はまだ終わっていなかった。
謎の魔導師 ゼファルド に買われたキースは、
彼の弟子となり、"力を得る" 決意 をする。
そして、彼の前に現れたのは、
エルヴァント王家が契約すべきはずの龍王レギオン。
──だが、伝説の龍王は、なぜか手のひらサイズの幼竜となり、肩に乗った。
なぜ龍王はその姿になったのか?
そして、王国が滅んだあの日、「国を裏切った者」は、
一体誰だったのか?
さらに、彼が出会ったのは、ワインレッドの瞳を持つ王女・ディアナ。
彼女を見た瞬間、キースの脳裏に "前世" の記憶が揺らぐ──。
「あなたを待っているわ」
この言葉は、一体……?
王族の力を封じられ、すべてを奪われた亡国の王子。
本来ならば、王族の中でも並外れた魔力を誇るはずだったキースは、
奴隷として 魔法すら封じられたまま生きることを強いられる。
──しかし、龍王が彼を選んだその日から、運命は動き出した。
「私は……エルヴァントを滅ぼした帝国を、
この世界から消し去る」
亡国の王子、龍王の力を手に──
いま、帝国への復讐が始まる!
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-28 21:22:47
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会話率:32%